tooth decay





「拍手 ありがとうございます」
「夜神君」
「流河!!ほら 君もお礼を言って」
「何のですか?」
「僕たちに拍手を送ってくれた方々に対してだよ」
「それより夜神くん 歯が痛いです」
「虫歯じゃないのか? だから甘いもの食べたら歯を磨けって言ってたのに」
「助けてください」
「無茶言うんじゃない 歯医者へ行くんだな」
「嫌です」
「歯を磨かなかった流河が悪い ぐずぐずしてないで行って来い!」
「夜神くんが私にキスしてくれれば治る気がします」
「虫歯はキッスじゃ治らないよ どこでそんな情報を仕入れたんだ」
「・・・キスしてくれないんですか?」
「親指噛んで上目遣いしたって駄目だ なんで僕が・・」
「痛くて仕事に集中できません」
「自業自得だよ」
「・・・・・」
「ワタリさん こいつ歯医者に連れてってください」
「! 私はここを動きません!」
「面倒だな 流河・・歯医者へ行くならキスしてやってもいい」
「夜神くん!本当ですか!?」
「ああ だから早く行きなよ」
「行く前にしてください」
「まったく・・・」

ライトはささっとLの頬に口付けた。

「・・・・・嬉しいですが唇にもっ」
「ふんっ お楽しみは後にとっておいた方がいいだろう?」
「・・・・・」
「坊ちゃま 歯医者の手配済みました」
「わかった 夜神くん また後で」
「ん」

Lは仕方なくホテルの部屋を出た。
歯が痛い、と漏らしたのは仮病だとワタリにばれて小言を浴びせられる。
しばらくして、Lは頬を押さえて部屋に戻った。
「夜神くん 戻りました」
「きちんと治療してもらえたのか」
「はい 約束のキスをください」
「その話は無かったことにする」
「なぜです?」
「ワタリさんから連絡を貰った 流河・・僕を騙したな!」
「・・・・・・」
「まただんまりか 不愉快だから帰らせてもらう」
「夜神くん 待ってください・・・!」


怒ったライトにLはしばらく口をきいてもらえなかった。



 



04.10.29 (web拍手ログ)